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SLと桜と清流 [環境保全活動]

sasamaSL1.JPGこの写真は、大井川鉄道のSLが笹間川鉄橋を懸命に走る姿です。(09・3月26日)
大井川を渡る長い鉄橋、第一橋梁から川根温泉笹間渡駅を通過し、川根街道踏み切りを過ぎ、この鉄橋に至る、曲がった急な登りだ。
柳の新芽の緑と桜の花びら、SLの汽笛。付近の山桜の桜吹雪。確か鶯の鳴き声とシャッターを切るまでの30分は素敵な時間でした。


sasamaSL2.JPGこの鉄橋の脇には、写真のように、桜の老木が山と背比べをしている。
この桜は、何処より早く咲くようである。桜トンネルの桜は、まだであったのに。
雨が降った昨日が桜の満開であったようだ。残念、満開とSLのシャッターチャンスを逃した。
山に囲まれた、この場所に太陽の光が一点差し込んできて、他の何処よりも早く桜を咲かせたのか。
そして、綺麗に咲く、この桜を、どんな願いを持ち、植えたのか。
小さな村の人々の願いをこの桜は今まで見てきた。



sasamaSL3.JPGこの場所は、笹間川の河畔にあり、約400年前、開墾された場所だ。
写真のように、茶園だが、高齢化を反映し放棄茶園となっている。
周りの山林も間伐が行われず、暗い荒れた山となってきている。






sasamaSL5.JPGこの場所を少し遠い場所から、全景を写す。何時SLが来るか、何度も時計を見る。
この場所でも、SLの汽笛が聞こえ、写真が取れた。
遠くから見るSLの走る姿もなかなかだ。山桜も美しい。






sasamaSL6.JPG笹間川には、この鉄橋の2キロくらい上流に笹間川ダムが36年でき、以来30年、水がせき止めらた。
平成に入りようやく、河川環境維持流量として、0,2トンの水が常時流されることにようやくなった。
河畔の茶園に水が供給された。












sasamaSL7.JPG写真のように、少し水が流されるように笹間川は、現在でも水溜りで、流れていない。
川の流れを回復するに至っていない現状だ。









sasamaSL8.JPG桜とSLのシャッターポイントの笹間川鉄橋は、笹間川の清流の音とSLの音と鶯の声がする楽しめる場所になれるかなー








sasamaSL9.JPG
この写真は、川根温泉笹間渡駅を通過し、急な長い上り坂をこれから笹間川鉄橋へ向かう、川根街道踏み切り付近のがんばっているSLです。
昭和恐慌、金融恐慌の真っ最中、昭和6年に誕生し、昭和24年末まで、SLが近代化の象徴として、走りました。
電源開発や木材の運搬が無くなり、その役割を終えようとしているとき、昭和51年再び大井川鉄道にSLは、走りはじめました。
それは、復活でなく、近代化の意味を問うため、SLは川根を走っているのではないでしょうか。
この舞台では、今後何が演じられるのか。

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