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結論を急ぐな [何を大切にするのか]

sandan1.jpgこの写真は、広島県三段峡・三段峡正面入り口にそびえ立つ杉の木。紅葉を見に行って、この杉に感動。















 一冊の本に出会った。
岐阜森林アカデミー、内田健一さんの本。その言葉
「戦後、特に高度成長期以降の日本では森林や子供たちに彼らが本来持っている時間軸の幅を超えて過剰な期待をしてしまった。
自然環境の中では毎年発展していくような成長モデルはありえない。
自然の中で汗を流して労働するような経験は基本的教養ではないだろうか。
自分に見返りのない、常に成長していかない個人の一生は前後に継続する長大なシステムの一部で、かつそのシステムをよりよく持続させるために自分の存在価値がある。
これは、前回のブログで紹介したものだ。

sandan2.jpg 三段峡の二段滝猿飛びの船からの紅葉だ。・・・・・・・。
















asahidann1.jpg大井川・朝日段公園から鵜山の七曲りを展望。










今、提案されている課題は理念的段階、抽象的段階では、ほとんど皆共通するのではなかろうか。
他人のまねで済む時代は、実現する方法にあまり問題はなかった。日本の現在は、新しく考えなくてはならない課題ばかりだ。すぐ、結論のすぐ出る課題ではない。


しかも、実現してくれる「しくみ」は政府でなく、民間なのだ。
今のところ、雇用と豊かさをもたらしてくれる、社会経済の仕組みは、「自由市場の資本主義」だけではなかろうか。
原発事故や大災害、金融不安があったので、安全・安心を求め、何か政府が雇用と豊かさを作り出せると誤解しているのではなかろうか。ビジネスの考えを大切にし、辛抱強く、その道を受け身でなく、果敢にビジネスを盛んにするしかその道はなかろう。保護主義は結局、雇用を少なくしていく。変化していくことを恐れてはならない。

利益追求は、素晴らしいこと。仏教では、「りやく」と読み、自分のためを功徳、他者のためを利益(りやく)と言うそうだ。顧客(他者)の課題を解決する姿勢が利益の追求ではないか。
この観点に立ち、日本はもっと資本主義をうまく活用する立場に立つべきか


結論を急いではいけない。今、日本は、誰も通ったことの無い道を切り開いているのではなかろうか
見本、まねる目標が無い時代。




dainiti2.jpg川根温泉から見上げられる大日の大杉の根元にひっそりと置かれている何かを語る石。私にはお地蔵さん。3人家族。







若者に勇気を持たせ、元気づけるような目標はないだろうか
dainiti1.jpg村の創建を示す神社は1460年代。この村は、少なくとも500年以上の時を経過。この大日の大杉もこの村を眺めていたに違いない。


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