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山の木は、誰のもの [引き継ぎたいこと]

山や木は、誰のもの? 

siznkann1.jpgそれは、木を植えた人のもの。
お金を出して、植えてもらった人のもの。
それが、当り前でしょうか。














sizenkann2.jpgそんな気がしますが、そうなったのは、実は134年前からです。
近代化以前には、(明治11年以前)「公私共利説」と言われ、領有する公権と利用する住民の私権が共存する関係で、公物である利用は、共同ですべきものでした。
平安時代には、山の木の私有を禁ずる「禁令」が10回以上も出ていると言う。


近代化を目指し、明治11年(1878年)地租改正がおこなわれ、山や木は、所有者が決められ、現在のようになりました。




 山は降り注いだ雨を溜め、防災の役目をはたしながら、沢に水を集めおいしい水を生み、様々な動植物を養う役目をはたしています。

sizenkann3.jpg



この山の役目をキチンと果たしてもらうためには、
むしろ現在の私的所有権による山管理の在り方より、

山についての認識を、近代化以前の「公私共利説」の考えに一部戻すべきではなかろうか。

山での作業こそ、大飯ぐらいの力持ちの時代から

人間の深い経験と知恵にもとずく「山の知識の再構成」により、考え方を変えるべきではなかろうか


木材産業としての一つの時代が終わった現在、
皮肉にも、山仕事に集材機など機械が補助金で導入されています。
他の産業の近代化、機械化が進む中、木材産業特に山仕事には、その歩みは、鈍いものがありました。
やっとチエンソーが戦後導入されたら、振動による労働災害みたいなものがあり、又外材との競争に負け機械化が進みませんでした。
山の作業は、厳しい現場のまま残されました。



sizenkann4.jpg

山は、水を生み、防災の役目を果たし、動植物を養うだけでなく、人々に次の大切な役目を果たしていると思います。

      日本人の自然に対する基本的感情を実感する経験の場を提供すること。

全国各地にかってあった「水のつながり」を回復する活動をしませんか。
     ネットこそ、その舞台を提供してくれるものと思います。













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