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小さなむらの物語ーイタリヤ [何を大切にするのか]

BS日テレ 小さなむらの物語 イタリア 101歳の父の存在 を見て、感じたこと

motinoki1.jpgちいさなむら「笹間渡」の高札場です。父によると、昭和初期まで部落の中央地点、現在の川根温泉施設の山沿いの地点にあった。掟、通知を知らせる情報拠点・むらの中心。8月16日の精霊送り(盆おくり)には、集合、出発地点で、1時間も前から支度はできたかと、太鼓を打ち鳴らし、むら中に知らせたと父の残した「川根の民族」に記されています。インターネット時代の高札場はどこになるか・・・
 

2011・5・20の再放送とのことだが、ヨーロッパの山村は、ヨーロッパの生み出した近代化の考えの中でどんな生活を選択し、今、何を大切に暮らしているのか。

私には、地域のそこに根付く条件を大切にし、残すべきものを選択して残しているように思えた。能率的だとして、すべてを都会の生活のように変えてしまっていない。


テレビの画面を注意深く見ていると、暖炉で薪の火を燃している。その薪は裏山から取ってきている。調理には、どうも、ガスを使っているらしい。地元の、パン職人の話がされたが、その地域に昔からあるパンを大切に食べている。

100歳を超える義理の父を世話するお嫁さんが、なんだかお父さんが来てから、この家が温かく、幸せが増えた。その老いた父が、カンツォーネのような歌を手ぶり身振りを入れて熱唱してくれた。私に、こんなことができるかなー。 状況の厳しさに負けない、知恵を出し、地域をつないでいく、そこに誇りを感じた。

夏になれば、修道院への巡礼が訪れ、この山村の経済を支えているようである。ローマから60キロの場所であるが、巡礼の宿場町としての役割がある。


日本が明治以後、近代化の考えの手本としてきた、ヨーロッパの国では、その地域の条件を生かし、誇りを持ち、その地域の独自性を創って、生きているようである。

日本の山村では、木材産業が衰退し、次の手を求めている。
今、分かること。それは、自分の頭で、科学的に(観測)、現場で考えること。書いてあるもの、言葉だけの理想に振り回されず、しかし、夢をじっくり、追及する。こんな、当り前なことをやっていくしか、未来は開けない。

motinoki2.jpg写真は手前がわが家にとっては、物語のあるもちの木と遠く見えるのが「もちのきハウス」です。

父の宿題 何かないのかー。その答えを探るため、「第一のふるさと」笹間渡に「もちのハウス」建設






motinoki3.jpgもちのきハウスの       [木漏れ日]       何が見えますか?

   










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